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生産者来日『オシオ』セミナーを実施(ワインジャーナリスト対象)

2018年12月13日

ワインメーカーのマティアス・リオスが来日し、シャングリ・ラ ホテル東京に於いてコノスルのアイコンワイン『オシオ ピノ・ノワール』のセミナーを実施致しました。セミナーではチリのテロワール、ピノ・ノワールの栽培、オシオの歴史、生産スタイルなどのテクニカルな説明の後、オシオの4ヴィンテージ(2009、2011、2013、2015)の垂直テイスティングが行われました。

各ヴィンテージについてのコメントは下記のとおりです。

 2009年  暑い年。葡萄は旺盛に成長し、グリーンハーベストで調整。収穫量は6-7t/ha。最適な収穫のタイミングを見極めるのに辛抱が必要だったが、健康的な葡萄が収穫された。クリアなチェリーのニュアンスが特徴。凝縮された複雑な味わいで、オークのニュアンスが上手く統合されている。9年経過しているがフレッシュで、酸も良い状態にある。チリのプレミアムピノ・ノワールの熟成の可能性を示す好例のひとつ。

 2011年  冷涼な年。葡萄はゆっくりと成熟し、収穫は例年より2週間ほど遅く始まった。雨も少なく、非常に健康的で質の高い葡萄が収穫できた。フルーティーで、柔らかく熟したタンニンと生き生きとした酸が調和、ソフトでデリケートな味わい。

 2013年  冷涼な年。春と夏に通り雨があり、葡萄の成長が旺盛だったことと、病害を予防する為に畑での多くの仕事が必要だった。収穫は例年より2週間遅く始まった。フレッシュでクリーン、デリケートな味わい。例年よりアルコール度数は低い。

 2015年  エルニーニョの影響でチリ全体では暑い中、オシオの産地である沿岸部は冷涼だった年。雨は平年並みで収穫期は降らず、非常に健康的な収穫だった。日照量が豊富だった一方、沿岸部の冷涼な気候の恩恵を受け、ブラックチェリーのような瑞々しい果実味としっかりとした酸味を伴った、ボリューム感のあるシルキーなワインになった。

 


no family trees, no dusty bottles, just quality wine